2018.9/22 「鵺」ヴィオラとチェロのための

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終演しました。

ご来場いただいた方、ありがとうございました。

一色くんによる素晴らしい絵としゃべりだしたら止まらない妖怪トークも楽しめました。

妖怪の起源について学術的に分類せしめるという、個人的には極めて興味深い話でした。一冊の本出せるんじゃないか・・・。


一色くんが書いてくれた鵺(ぬえ)の絵。


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私の新曲が初演されるコンサートです。

アカデミックで難しーい感じというよりは、

自由に書いている人が多いと思います。

妖怪感を味わいたい方、”自由”な曲が聴きたい方は是非。


私の曲はヴィオラとチェロの曲です。

奏者の方もヴィオラ仁科さん、チェロ布施さんという

実力派ぞろいです。


こちらは東京でやります。

学芸大学駅付近です。

チケットのお申し込みは、

zoushigaya_gakuyukai@yahoo.co.jp(雑司が谷楽友会)

まで。


以下は、この演奏に当たって、妖怪について私なりに考えてみた

ちょっとポエミーな文章になります。




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現代において妖怪は姿を消してしまったのだろうか。

特に都会において、よりわかりにくく、親しみにくく形を変えて、

デジタル化する社会の裏へ息を潜めてへばりついているように思えてならない。

妖怪にとってそれはいいも悪いもないわけだが、人間が彼らの存在を

親しく感じ、咀嚼する感性を失ってしまったことは

否定する術もないことである。切り裂くような音形は呼吸によって発せられる。

人間が存在しなければ、妖怪のその存在は顕現しない。

そして、そんなに息の長いものでもないので、

すぐにいなくなったり、また出現したりする。

別にどの妖怪と具体的に描写するつもりはない。

現代においては彼らはそんな純粋にバラエティーに富んだ

存在ではないはずだからである。

なんかいるかも、とふと思うが、瞬間のちにはそう思ったことすら

忘れているのである。



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